ポリイミドフィルム中の銅ナノ粒子の粒子径分布測定

金属ナノ粒子はその大きさからサイズ効果と呼ばれる現象によって、バルク体とは異なる性質を示します。このとき、粒子の大きさのばらつきを均一化させることにより、優れた特性を発揮させることができます。ばらつきを均一化させるために、ナノ粒子の周りにコーティングを行い、溶液中での凝集を防ぐ、あるいは高分子に分散させるなどの工夫を行います。高分子フィルムにナノ粒子を分散させた場合、ナノ粒子の大きさやばらつきの見積もりを行うためには透過電子顕微鏡(TEM)写真による観察が一般的でしたが、試料調製に時間がかかることやナノメータサイズの観察のため全体の平均的な情報を知ることができないなどの問題がありました。X線小角散乱法を用いると、試料の切断や前処理を行うことなく数10分の測定・解析でフィルム中のナノ粒子の大きさとばらつきを見積もることができます。


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