迅速測定による測定精度の評価

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新規タンパク質の結晶構造解析では、しばしば異常分散のシグナルを用いた位相決定法が用いられます。異常分散のシグナルは微弱なため、精度の高い測定が必要不可欠です。タンパク質を構成するアミノ酸の中には硫黄原子を含むものがあります。この硫黄の異常分散のシグナルは、金属に代表される重原子の異常分散よりもさらに微弱なため、高い測定精度がないと検出することが困難となります。ハイブリッドピクセル検出器であるPILATUS 200Kはフォトンカウンターであり、X線検出効率も高く暗電流や読み取りノイズがないため、高いS/N比を持つ測定が可能です。そこで0.5° あたり1秒という短時間露光で、硫黄原子からの微弱な異常分散が検出できるかの評価を行いました。


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