原薬中の微量非晶質成分の高感度測定

有機物の一部では、非晶質は結晶質と比較して不安定な状態であるため、外的要因により容易に結晶質に転移することがあります。特に医薬品の場合、結晶化度の違いは、結晶多形以上に物理化学安定性や溶解性が著しく異なる場合があります。そのため医薬品中の非晶質成分を定量的に評価することが必要となります。結晶質中の非晶質を定量する方法としてX線回折測定法と熱分析(熱刺激電流測定法)があります。X線回折測定は結晶質成分から生じるピーク強度と非晶質成分から生じるハローの強度比から、熱刺激電流測定では非晶質成分のガラス転移に伴う脱分極スペクトルから低濃度の非晶質成分の定量分析を行うことができます。


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