古代ガラス(トンボ玉)の定性分析

宮城県涌谷町に所在する追戸横穴墓群は、7世紀後半から8世紀前半に築造された古墳です。1962年から1964年にかけて行われた学術調査の際、南アジアから東南アジアで生産されたとされる、日本では稀少な班点紋(同心円紋)のトンボ玉が出土しました。全自動X線回折装置SmartLabを用いて、微小領域である班点紋トンボ玉の着色部の組成を評価したところ、その化学組成が明らかとなり、製作技法の推定と、生産地を再検討するための科学的根拠が得られました。本調査は、2013年に独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所により実施され、日本文化財科学会 第31回大会(2014年)にて報告されました。


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