ショットピーニング処理されたばねの電解研磨による深さ方向の応力分布評価

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ショットピーニングは、表面処理のひとつで、主に金属部品の耐久性・信頼性を向上させるために用いられる技術です。金属部品の表面に、鉄などの投射材を高速度で噴射し、圧縮応力を残留させます。この圧縮残留応力の発生により、疲労強度の増大や応力腐食の改善が図れます。そのため、ショットピーニングは、航空機や自動車の関連部品、化学プラントの圧力容器などの長時間連続して酷使し疲労が激しい部品をはじめ、さまざまな金属部品へ応用されています。このショットピーニング処理の効果について、通常よくX線回折による評価を行います。この方法では、電解研磨で試料表面を段階的に削り、その都度X線を照射して応力を測定し、試料表面からの深さと残留応力の関係を評価します。電解研磨では、電気化学的に試料表面を研磨するので、物理的な力を加えずに試料表面を除去することが可能です。今回、コイルばねを用いて、試料表面を電解研磨で段階的に除去しながらX線による残留応力測定を行い、深さ方向の応力分布を評価しました。


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