カルベ式熱量計 C80/C600
- 0.99MPa~50MPa圧力範囲で高圧保安法に準拠した高圧容器のラインナップが可能です。0.通常の高圧DSCと違って、試料容器内部だけを雰囲気制御できる高圧容器はさまざまな種類のガスが設定でき、しかも熱量測定の精度が測定条件に影響されません。
- 圧力センサー付き高圧容器は密閉容器内部の発生ガス圧力が測定できます。ガスフロー式試料容器の場合はガスを交換導入したり、ガスフロー測定が可能です
- 実寸大サンプルをそのまま測定することが可能です。例えばリチウムイオン電池1個をそのまま熱量計にセットし、室温状態の保管中における自己放電による発熱現象を捉えることが可能です。
- 蒸発熱、昇華、溶解、希釈、湿潤熱などの熱量測定用専用容器が準備されています。
- 高感度測定と最小速度0.01℃/minの精密な昇温制御により熱分解挙動がDSCの1000倍の高感度での熱量測定が可能です。
- おもな仕様
温度範囲:室温~300℃,600℃(C600)
昇温速度:0.01~2.00℃/min
試料容器サイズ:φ16.9×80Lmm(C80-17,C600)
検出感度:5~10μW(C80),25~50μW(C600)
高圧容器:~10MPa(SUS、ハステロイC),~30MPa(SUS、インコネル625),~50MPa(インコネル625)
オプション:反転式攪拌機構、熱伝導率測定、圧力測定、ジュール熱校正容器

C80熱量計は熱量計の等温測定時の高感度測定と熱分析装置DSCのように昇温測定の特質を併せ持ったシステムです。さまざまな専用試料容器を選択することにより、多くの応用測定に対応できます。熱量計ごと反転させてサンプルを混合させるユニークな反転容器など、とくに小さな混合熱を高精度測定が可能です。測定温度範囲が室温~300℃のC80と室温~600℃のC600を選ぶことができます。
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