Micro-Z ULS
Micro-Z ULSは、国際規格ISO20884、ASTM D2622およびJISK2541-7に準拠した測定ができる卓上波長分散型蛍光X線分析装置です。低濃度硫黄分析に特化した設計で検出下限0.3ppmを実現しています。試料室と分光室の間に設けた特殊な隔壁機構により、分光室の雰囲気を真空に保持できるため、高価なヘリウムガスを用いる必要はありません。さらに小型空冷X線管の採用と新開発の両湾曲分光結晶により高感度分析を実現しました。冷却水、ヘリウムガスおよび検出器用ガスが不要で設置場所を選びません。
ディーゼル、ガソリン、その他の燃料の超低レベル硫黄分析用に設計されたリガク Micro-Z ULSは、硫黄ピークとバックグラウンドの両方を測定する新しい設計を特長としています。 バックグラウンド強度の変化を測定および補正する機能により、正味のピーク強度測定が向上し、その結果、優れたキャリブレーションと向上した精度が得られます。
蛍光X線硫黄分分析計
ASTM D2622による石油燃料中の超低硫黄測定ができる卓上波長分散型蛍光X線分析装置
諸元/仕様
製品名 | Micro-Z ULS |
手法 | 波長分散蛍光X線分析(WDXRF) |
用途 | 燃料の超低レベル硫黄分析:ISO 20884、ASTM D2622およびJIS K2541-7 |
テクノロジー | 単元素専用 波長分散蛍光X線分析(WDXRF) |
主なコンポーネント | 40 kV CrX線管球、二重湾曲RX-9分析用クリスタル |
オプション | サーマルドットプリンタ |
制御(PC) | 内部コンピュータ、Micro-Z ULSソフトウェア |
本体寸法 | 450 (W) x 410 (H) x 440 (D) mm |
重量(本体) | 36 kg |
電源 | 100-120 VAC, 15 A or 200-240 VAC, 10 A |