エネルギー分散型蛍光X線分析装置 NEX CG (EDXL 300)
■ 東京都環境局の土壌中重金属等の簡易・迅速分析法に選定されました ■
- 高感度・高精度分析を実現
特殊光学系の採用により広い元素範囲にわたって高いS/N比を実現しています。それにより分析の誤差要因となるバックグラウンドを著しく低減させました。また、 2次ターゲット励起方式により熱に弱い試料に対してもダメージを抑えることができます。 - 高度なスタンダードレス分析プログラム
解析ソフトウェアは実績のあるFP法と新開発したデータ処理RPF(リガク理論プロファイルフィッティング)法を融合した新型FP法(RPF-SQX,Rigaku Profile Fitting-Spectra Quant X)を搭載しました。スタンダードレスであらゆる試料に対応します。分析の正確さの向上のために複数点の標準試料の感度を登録できるマッチングライブラリー機能もあります。 - 残分推定機能(散乱線FP法ソフトウェア:オプション)
炭素、水素、酸素などの軽元素が主成分の試料において、自動的に残分を推定して定量計算を行うことができます。樹脂、食品、植物など主成分が有機成分でその組成が不明な試料に対して特に有効です。 - 多様な試料形態に対応
Φ380x100mmの大型試料室はA4サイズの大きな試料もそのままセットして分析できます。もちろんサンプルチェンジャを取り付ければ試料カップに入れた複数の試料(最大15個)を自動でルーチン分析できます。また、表面が不均一な試料に対してもサンプルスピン機能で対応します。 - ユーザーフレンドリーな操作画面
国内ナンバー1シェアを誇る波長分散型蛍光X線分析装置のユーザーフレンドリーなソフトウェアを引き継ぎました。また、簡単操作を追求したユーザーインターフェースの「らくらく分析」機能を搭載し、各アプリケーションに合わせた測定条件を設定することができ、簡単な操作で分析が可能になりました。 - 設置が容易
冷却水や液体窒素が不要で、簡単に設置できます。
2次ターゲットを用いた特殊光学系と液体窒素不要の高計数型SDD検出器を採用することで高精度・高感度の分析を実現した汎用エネルギー分散型蛍光X線分析装置です。
Na~Uまでの元素を測定でき、エネルギー分散型の特性に合わせ新開発した定性・定量ソフトを搭載していますので、環境分析や産業廃棄物、リサイクル原料等の広範囲なアプリケーションに対応することができます。

- EDXL 300による化粧品(ファンデーション)の分析
- EDXL 300による歯科材料(貴金属)の分析
- EDXL 300による銅合金の分析
エネルギー分散型蛍光X線分析装置EDXL 300(イーディーエクセル300)は「散乱線FP法」ソフトウェアによりC, H, O, N等の「非測定成分」を自動で推定することができるため、粘土質の鉱物等に油分を混合して加工しているファンデーションにおいても正確な定量分析が可能となりました。・・・・・
金、銀、パラジウムなどの貴金属が歯科材料に使われており、これらの材料の判別や回収を行うために、高精度の元素分析装置が必要となります。今回は,歯科材料に使われている貴金属の分析をエネルギー分散型蛍光X線分析装置EDXL 300(イーディーエクセル300)で行いました。・・・・・
金属試料の異材判別分析には取り扱いが簡便なエネルギー分散型蛍光X線分析装置が用いられています。また一方では、異材判別レベルのスクリーニング分析にとどまらず、さらに精密な組成分析を現場で行いたいという要求もあります。・・・・・
