ALS Coal に2 台のSupermini が導入されました。

ALS Coal (Australia) は 石炭の品質評価や岩石分析の分析サービスを提供しています。 オーストラリアのブリズベンにメインラボを持ちEmerald とMackayの事業所にもサテライトラボを備え ています。

Mr. Jason Hubbard (Business Manager), Mr. Cameron Nix (Quality System Coordinator)

2台のSupermini は、遠隔地のコンテナラボとEmerald のサテライトラボで利用されています。 2012 年の年初に 彼らのコンテナラボに設置された1 台目のSupermini は、主に製鉄用石炭を分 析しています。一方、Emerald(Brisbanejから約600km)のサテライトラボに設置された2 台目の Supermini は、周辺鉱山のBHP, Rio Tinto, Xstrata などの資源メジャーの試料を分析しています。 ここでは製鉄用石炭と燃料用石炭中の P, Cl, およびFe, Ca の元素をSupermini で分析していま す。 Supermini 導入の理由と目的について ALS Coal のマネージャー Jason Hubbard と Cameron 氏は次のように語りました。

オーストラリアではQueensland (QLD) とNew South Wales (NSW) が石炭の産地です。 QLDは製鉄用石炭、もう一方のNSWでは燃料用石炭が採掘されています。製鉄用石炭で重要な 分析元素はP です。その理由は、鉄鋼にP が入るともろくなってしまうためP をコントロールする必 要があります。一方、燃料用石炭で重要な分析元素はCl です。燃焼ガスにCl が含まれると設備へ のダメージや排ガスの問題が生じるためCl をコントロールする必要があります。Supermini は、外観 はコンパクトですが波長分散型蛍光X 線装置のため、EDX が苦手な軽元素を高精度に早く分析 することができます。Supermini のような卓上型装置は、遠隔地で限られた設置スペースのサテライ トラボやコンテナラボで利用するには最適な装置です。Supermini を導入したことは、結果的に大 型機を導入する場合に比べて大幅なコスト削減にもなりました。 また従来の湿式分析では必ず必 要だったフッ酸も不要になるため、我々にとって Supermini は安全面でも大きな利点となっています。

Supermini は 従来の分析手法にくらべて 安全で、早く、簡単に測定ができるため 古典的な分 析手法にとって替わるものとなっています。
今後さらに、遠隔地のラボやコンテナラボでXRF が必要になればその時もSupermini を選ぶことに
なるでしょう。

 
Richlands, QLD(ブリズベン市街地より車で15~20 分のところ)
August 8th 2012
注)製鉄用石炭:metallurgical coal(製鉄に使うコークスの元となる)
燃料用石炭:thermal coal (火力発電所がメイン)