粗大結晶粒を有する電磁鋼鈑の残留応力の評価

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電磁鋼鈑、アルミ合金、ステンレス鋼、溶接部材、鋳造材など、多くの金属材料において数10 μmを超える大きな結晶粒(粗大粒)が形成されることがあります。一般に、これらの材料の残留応力をX線で評価することは難しいと言われてきました。その理由は、単結晶化した粗大粒では連続的なデバイ環が形成されず、回折線がスポット状になるためです。従って、多結晶体としての滑らかな回折プロファイルを観測するためには、X線回折に寄与する結晶子の数を増やしてプロファイルを平滑化する必要があります。この回折に寄与する結晶子の数を増やす方法として次の2つの測定方法が知られており、1つはコリメーター径を大きくして試料に対するX線照射面積を大きくする方法、もう1つは試料に対するX線の入射角度をある角度範囲で変化させる「揺動」という方法です。ここでは、粗大結晶粒を有する電磁鋼鈑を用いて、これら2つの方法の応力測定に対する効果について評価しました。


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