AppNote B-XRD1151: XRD-DSC 同時測定によるスタチン系薬の 結晶相変化の観察
医薬品原料に使用される結晶性物質は、熱や湿度により結晶構造が変化することで、医薬品の有効性や安定性に影響を及ぼす可能性があります。そのため安定的な品質を保つには温度や湿度に対する結晶構造変化の把握が重要となります。ここでは、X線回折(XRD)と示差走査熱量分析(DSC)の同時測定装置と水蒸気発生装置を用いて、複数の結晶相を有するスタチン系脂質異常症治療薬の結晶構造変化を調べました。