元素分析アタッチメント ELement ANalyzer
- 仕様・構成
検出器 半導体検出器:SDD 有感面積 7 mm2 エネルギー分解能 140 eV 以下(@MnKα) 計数率 50 kcps 以上(@0.25μs) 寸法 検出ヘッド部: 70(W) x 150(D) x 73(H) mm
制御ボックス部: 240(W) x 180(D) x 100(H) mm重量 検出ヘッド部: 1.3 kg
制御ボックス部: 2.4 kg測定元素範囲* 15P~92U 装置構成 検出ヘッド部
制御ボックス部
ソフトウェア
取付ステージ(オプション) - 錯体中心金属の確認、カウンターイオンの確認、結晶溶媒の確認を測定する結晶で行えます。
- タンパク質の重原子置換体結晶のソーキング条件を検索する際にも威力を発揮します。
- Mo線源を使用している場合、Pより重い元素を同定することができます*。
- コンパクトで重量も軽いため、様々な装置に取り付けることが可能です。
- 半導体検出器SDDを採用しているため、液体窒素などの冷媒が不要です。
*ただし、測定可能範囲内の元素でも測定条件や試料の状態によっては、測定できないこともあります。

ELement ANalyzerは単結晶試料の回折測定と元素分析(定性分析)を並行して行える画期的なアタッチメントです。回折測定中に試料から放出される蛍光X線をELement ANalyzerで計測することにより、結晶に含まれている元素を同定します。Mo線源の装置に組み合わせた場合、P(リン)より重い元素であれば、同定することができます*。RAPIDシリーズやSaturnシリーズなどの単結晶X線回折装置に組み合わせることができ、既存の装置を改造することなく取り付けが可能です。錯体の中心金属の有無や種類、結晶溶媒の有無を数分で確認できるため、無駄となる測定を減らし、研究を効率的に進めることができます。また、多核錯体の確認にも威力を発揮します。