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コンピュータ断層撮影(CT)

コンピュータ断層撮影(CT)

コンピュータ断層撮影(CT)とは、異なる角度から取られた多くの(X線等の吸収の)測定値をコンピュータ処理し、対象物の特定の領域の断面(断層)画像(仮想「スライス」)を生成することで、対象物を切断することなくその内部を観察できるようにする技術です。さらに、デジタルジオメトリ処理により、単一の回転軸の周りで撮影された多数の二次元透過画像から、対象物内部の三次元部分を再構成します。部品の内部検査のため、多くの産業分野で工業用CTが利用されています。 工業用CTの主な用途は、探傷、故障解析、計測、アセンブリ解析、画像ベースの有限要素法、リバースエンジニアリングなどです。 CTは、美術館、博物館の収蔵物のイメージングや保存にも使用されています。

コンピュータ断層撮影は、対象の周りを回転するX線発生器を使用することによって行います。 X線検出器はX線源から回転円上の対称の位置に配置されます。得られた生データの視覚的表現はサイノグラムと呼ばれますが、そのままでは解釈には不十分です。 得られたスキャンデータには、トモグラフィック復元と呼ばれるデータ処理を行われ、一連の断面画像を生成します。CTスキャンによって得られた画像中のピクセルは相対的な放射濃度のデータとして表示されます。CTスライスの厚さも考慮に入れて、その単位は三次元の単位体積であるボクセルと呼ばれます。

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